
1983年のイタリアであった実話。
バザリア法により精神病院廃絶が
推められていた。
主人公のネッロは、
精神病院から開放された患者(組合員)たちで
つくる「労働組合180」に左遷させられた。
ネッロは、
組合員が封筒に切手を貼るだけの仕事を見て、
働く歓びと働いてお金を得ることを
教えたいと感じる。
組合員みんなで、組合員の特技を生かして「寄せ木の床張り」の仕事をはじめた。
思わぬハプニングからその仕事は評判になり大忙しとなる。
組合員のそれぞれの個性を活かした仕事が割り振られた。
組合員のみんなが働いてお金を得る歓びを知るようになる。
しかし、仕事を続けることができなくなるような、思いがけない事件が起きてしまう。
邦題は「人生ここにあり」だけど、原題は「やればできる」。
重い内容なのだが組合員のキャラクターに笑えて泣けた。
ノーマライゼーションとはなにかを考えさせられる内容だった。
成年後見の仕事に役立つかなと思って観ました。