Jefferson Airplane
「somebody to love」
Cream
「White Room」
懐かしいです。
千葉県主催の平成23年度多重債務相談窓口担当職員等研修会に出席しました。
私が相談員として所属する「クレサラ被害者の会 千葉あさひ会」は、
千葉県多重債務問題対策本部の構成機関になっています。
出席者はほとんど行政の担当者でした。
研修内容
1 多重債務の現状
講師:及川弁護士
いつも元気で正義感いっぱいの弁護士です。
クレサラ被害を忘れないために過去のクレサラ被害の実態について、
出資法の上限金利の推移についての説明、これらは本当に大事。
クレサラ運動の成果だから。
自治体の担当者の方には、若い人が多くいたので知らないことだったと思います。
多重債務者の実際は、ギャンブルや浪費の人は意外と少なく、
生活困難者であるので、偏見を持たずに対応して→根っこは貧困が問題だ。
宇都宮弁護士もクレサラ被害を闘って一山越えたと思ったら、
次は貧困という大きな山が立ちふさがったと言っている。
行政による多重債務対策の必要性と意義については、
及川弁護士が今日一番言いたかったところかなと思っています。
弁護士、司法書士、被害者の会だけでは限界があるので、
もっと気合いを入れて、行政が取り組みべきであると訴えていました。
かなりみんな気合いが入ったと思います。
相談の場で求められていること、
(相談員はどうあるべきかと相談者が求めていることだね)
多重債務の問題は必ず解決できることなので安心してと伝えることから始まり、
丁寧な聞き取り、
債務整理に関する間違った認識を解く、
解決手段の説明、専門家にすぐにつなげる、
生活保護を検討することなどを説明しました。
セーフティネット貸し付けはまだまだ使い勝手が良くない。
自殺対策をしっかりやるために連携が必要。
及川弁護士と話をすると気合いが注入されますよ。
困っている人を救ってあげなくちゃいけないという気持ちにさせられます。
2 メンタルヘルスの相談現場から
最近は多重債務の研修とメンタルヘルスは切っても切れません。
医療の現場にいても借金の問題にぶつかる。
どこに相談して良いか医療関係者ではわからない。
連携があればすぐにつなげることが出来る→本当の解決になるでしょう。
3 ヤミ金と消費生活侵害事犯
県警生活経済課より報告
4 パーソナルサポート
野田市商工課より報告
・パーソナルサポートについて
・野田市のパーソナルサポート事業について
千葉県では、野田市のみ行っている事業なので、
リーディングケースとして注目されている。
パーソナルサポートは、派遣村村長の湯浅誠氏の提案した事業。
パーソナルサポーターという人が自立したい人(生活困窮者、就労希望者)
のコーディネートする。
PSは相談を受けた人の支援方法を決め、例として次のようなことを手伝う。
・福祉事務所に同行して生活保護の手続き支援
・心療内科に同行
・法テラスにつなぎ自己破産などの手続きを支援
・アパート探しの手伝い
・ハローワークと連携して職業訓練を受ける
・その他その人にあったものをコーディネートする
今日の研修は連携が必要だということを再認識した。