最高裁の判決により,利息制限法の法定金利を超えた部分については,
利息として受け取ることができなくなったことが確実になったのだから,
メガバンクを親会社とするようなサラ金業者の場合には,
メガバンクのコンプライアンスに従って,
自主的に過払い金を返金するようなことにならないのかな?
と少しは考えたことがありました。
それは,過払金返還請求に備えて、多額の貸倒引当金を積んでおり,
返す準備はできてるよっていうような感じに思えたからです。
でも自主返還は未だにされていません。
「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」 は,やっぱりやってくれてましたね。
私は,今まで知らなかったです。
以下,記事を紹介します。
消費者金融:過払い金の自主返還を…対策協が親銀行に抗議
弁護士や司法書士らでつくる「全国クレジット・サラ金問題対策協議会」
(代表幹事・木村達也弁護士)は、
過払い金の自主的な返還に応じない消費者金融を子会社に持つ3銀行への抗議声明を発表した。
自主返還を指導するよう求めており、応じない場合は過払い金返還訴訟の被告に銀行を加えることを
検討する。
協議会は、提訴されるまで過払い金を返還しない消費者金融の姿勢を問題視し、
「アコム」「プロミス」「GEコンシューマー・ファイナンス(レイク)」をそれぞれ子会社に持つ
「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」「新生銀行」に質問状を送ったが、
3行は「誠意をもって適切に対応している」などと回答したという。
抗議声明は「実質的に何ら質問に答えず、社会的責任を自覚していない。
3行の態度は、政府などが多重債務者救済に取り組んでいる現状をないがしろにしている」
と指摘している。(毎日jp 引用)