これまでのクレジットカードの犯罪は,
スキマーを使って,カードの情報を盗むスキミングや
偽のウェブサイトのURLを張りつけたメールを送って,
カード情報を登録させるフィッシングと呼ばれる被害でした。
この「スキミング」「フィッシング」という言葉は聞いたことがあると思います。
今日はじめて聞いた「クレジットマスター」 という手口。
クレジットマスターは元になるカードがあれば,
あとは計算を繰り返すだけの比較的単純なものだそうです。???
カード番号を自動作成ソフトで大量に作成して,
実際に利用できるカード番号や有効期限を探し出しいていく手口だそうです。
クレジットマスターの被害報告は約10年前から寄せられているということです。
日本クレジット協会の調査では,
今年の1月から3月までのスキミング,フィッシングなどによる被害額は25億9000万円。
すごい金額ですね。
クレジットマスターによる被害件数もこの中に含まれるとみられるが,
カード会社が詳細を公表しないため,実際の被害は不明ということです。
クレジットマスターという手口に運悪くヒットする可能性もあります。
ヒットされれば悪用されてしまう可能性がありますよね。
では,実際に悪用されてしまった場合,
支払義務は生じるのでしょうか?
自分が利用したわけではないので,支払義務が生じることはないと思います。
カード会社の規約などは必ず目を通しておきましょう。
毎月送られてくるカード利用明細書に目を通して,
利用したことのない金額が記載されていた場合には,
すぐにカード会社に連絡してください。
支払免除に関する規定があるはずです。
何日以内に会社に電話して,警察に届けて・・・というような内容のところです。
守らないと支払ってくださいということになりかねません。
気になる方はカード利用規約を読んでください。